大賞たち
2023年12月31日
2023年 読書大賞
町営図書館に毎日のようにやってくる、緑のパーカをいつも着ている少年。
彼は人に生年月日を聞いては、その人の生まれた曜日を正確に言い当てる。
さらに本を読めばカメラで写したかのように内容をそっくりそのまま暗記してしまう。
そして、不確かな壁に囲まれた街の正確な地図を頭の中に写していて記憶していた。
この少年のイメージを具象化したい衝動を抑えられずAIアプリで描いたイラストが↑。
少年は「イエロー・サブマリンの絵が描かれた緑のパーカ少年(M**くん)」。
この画像は、ひょっとしたらおいらの小さなアートの分岐点になるかもな。
今年の読書空間で1番心に残った登場人物設定だった。
今年の読書大賞はこの作品、『街とその不確かな壁』。
パーカ少年(M**くん)が今年92歳で母が逝った世界へ繋いでくれる使者のイメージか。
不確かな壁に囲まれた街かどうか、わからんけど、久しぶりに
親父と対面して母も喜んでいるだろう、そんな気持ちにさせてくれたのが受賞理由。
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